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対象 Codex初心者
達成目標 CLI/Appをセットアップし最初のタスクを実行
前提知識 ChatGPTアカウント
所要時間 30分

Getting Started

OpenAI Codexのインストールから初回起動、承認モード、基本コマンドまで。このページを読めば、Codexを使い始める準備が整います。

Codexとは

Codexは、OpenAIが提供する公式AIコーディングエージェントです。コードの読み書き、コマンド実行、バグ修正、リファクタリングなど、ソフトウェア開発に関わる幅広いタスクを自律的に遂行します。

Codexは以下の3つの形態で利用できます。

📝 Note

CLIはオープンソース(Rust製)で、GitHub上で公開されています。デスクトップAppとVS Code拡張はOpenAIが提供する公式クライアントです。

インストール

利用形態に応じたインストール方法を選択してください。

CLI(コマンドライン)

npm
npm i -g @openai/codex
Homebrew (macOS)
brew install --cask codex
✅ Tip

npmでグローバルインストールする方法が最も手軽です。Node.js 22以上が推奨されています。

デスクトップApp

openai.comからダウンロードしてインストールします。macOS、Windows、Linuxに対応しています。

VS Code拡張

VS Codeのマーケットプレイスで「Codex」を検索してインストールします。または、コマンドラインから以下を実行します。

VS Code CLI
code --install-extension openai.codex

初回起動

CLIの場合、ターミナルで codex コマンドを実行するだけで対話型セッションが開始されます。

Terminal
codex

初回起動時にログインが求められます。以下のいずれかの方法で認証します。

APIキーを環境変数に設定
export OPENAI_API_KEY=sk-xxxxx
📝 Note

ChatGPT Plus/Pro/Teamサブスクリプションがあれば、APIキー不要でCodexを利用できます。APIキーを使う場合は、OpenAI Platformからキーを取得してください。

3つの承認モード

Codexには、AIの自律度を制御する3つの承認モード(Approval Mode)があります。タスクの内容やリスクに応じて使い分けます。

モード ファイル編集 コマンド実行 用途
Suggest 承認が必要 承認が必要 慎重な作業、初回利用時
Auto Edit 自動実行 承認が必要 日常的な開発作業
Full Auto 自動実行 自動実行 サンドボックス内での自律作業
⚠️ Warning

Full Autoモードでは、Codexがサンドボックス内で完全に自律的に動作します。ネットワークアクセスは無効化され、書き込みはワークスペースに制限されます。サンドボックスの詳細は「サンドボックス」ページを参照してください。

モードの切り替えはセッション中にいつでも可能です。

Terminal
codex --approval-mode full-auto

セッション中のスラッシュコマンドでも切り替えられます。

Codexセッション内
/mode auto-edit

基本コマンド

Codexのセッション内で使用できる主要なスラッシュコマンドです。

コマンド 説明 使用場面
/mode 承認モードを切り替え 作業リスクに応じた切替
/model 使用モデルを変更 タスクに応じたモデル選択
/status 現在の設定状況を表示 設定の確認
/fast 高速モード(軽量モデル)に切替 簡単なタスクの高速処理
/plan 計画モードに切替 設計・調査フェーズ
/clear 会話履歴をクリア 新しいタスクを始める時
/copy 直前の出力をクリップボードにコピー 結果の再利用
/personality 出力スタイルを設定 回答のトーン調整
/skills 利用可能なSkillを一覧表示 自動化ワークフローの確認
✅ Tip

/fast はトークン消費を抑えたい場合や、単純なタスクに便利です。複雑な推論が必要な場合は通常モデル(gpt-5-codex)を使いましょう。

AGENTS.mdの作成

AGENTS.mdは、Codexにプロジェクトのコンテキストを伝えるためのMarkdownファイルです。Claude Codeの CLAUDE.md に相当する仕組みで、プロジェクトのルートディレクトリに配置します。

初期化コマンド

Codexセッション内で /init を実行すると、プロジェクト構造を分析してAGENTS.mdを自動生成します。

Codexセッション内
codex > /init

基本構造

AGENTS.mdには以下のセクションを含めることを推奨します。

AGENTS.md
# AGENTS.md ## Repository expectations - TypeScript/React プロジェクト - パッケージマネージャ: pnpm - テストフレームワーク: Vitest ## Testing - テスト実行: `pnpm test` - カバレッジ: `pnpm test:coverage` - 新機能には必ずユニットテストを追加 ## Coding conventions - 変数名はcamelCase - コンポーネントはPascalCase - インデント: 2スペース ## Build commands - ビルド: `pnpm build` - Lint: `pnpm lint` - 型チェック: `pnpm typecheck`
📝 Note

自動生成されたAGENTS.mdはあくまで出発点です。プロジェクト固有のルール、アーキテクチャ方針、禁止パターンなどを追記してカスタマイズしましょう。

構築推奨順序

Codex環境を段階的に構築する推奨順序です。各ステップを順番に進めることで、安全かつ効率的にセットアップできます。

  1. AGENTS.md の作成(10分)
    /init で初期化後、プロジェクト固有の情報を追記します。コーディング規約、ビルドコマンド、テスト手順などを明記しましょう。
  2. config.toml の設定(5分)
    .codex/config.toml にモデル選択、承認モード、サンドボックス設定などを記述します。チームで共有する設定はプロジェクトルートに配置しましょう。
  3. Skills の作成(15分)
    よく使うワークフロー(デプロイ、テスト実行、コードレビューなど)をSkillとして定義します。自然言語で手順を記述するだけで、再利用可能な自動化が作れます。
  4. 検証(10分)
    小さなタスクを実行して全体の動作を確認します。承認モードの切り替え、Skills の呼び出し、サンドボックスの動作を一通りテストしましょう。
✅ Tip

最初から完璧を目指さず、まずは動く環境を作りましょう。使いながらAGENTS.mdやSkillsを改善していくのが最も効率的です。