上級テクニック集
キーボードショートカット、カスタム拡張、生産性を最大化するプロ向けテクニック集。
キーボードショートカット完全一覧
Antigravityの操作効率を最大化するキーボードショートカット一覧です。macOSの場合は Ctrl を Cmd に読み替えてください。
エディタ操作
| ショートカット | 機能 | 説明 |
|---|---|---|
Cmd+L |
エージェントパネル | エージェントチャットパネルを開く/閉じる |
Cmd+E |
ビュー切替 | エディタとプレビューの切替 |
Ctrl+` |
ターミナル | 統合ターミナルの表示/非表示 |
Cmd+Shift+I |
インライン編集 | 選択範囲をエージェントにインライン編集させる |
Cmd+K |
クイックアクション | コマンドパレットを開く |
Cmd+Shift+P |
全コマンド | すべてのコマンドを表示 |
エージェント操作
| ショートカット | 機能 | 説明 |
|---|---|---|
Shift+Tab |
モード切替 | Plan Mode / Normal Modeを切り替え |
Ctrl+C |
中断 | 現在の操作を中断(2回で強制終了) |
Cmd+. |
承認 | ツール実行の承認 |
Escape |
キャンセル | 現在の入力をキャンセル |
Cmd+Shift+L |
ログ表示 | エージェントの詳細ログを表示 |
Cmd+J |
出力パネル | エージェント出力パネルの切替 |
ファイル操作
| ショートカット | 機能 | 説明 |
|---|---|---|
Cmd+P |
ファイル検索 | ファイル名でクイック検索 |
Cmd+Shift+F |
全文検索 | プロジェクト全体をテキスト検索 |
Cmd+B |
サイドバー | ファイルエクスプローラーの表示/非表示 |
Cmd+\ |
分割 | エディタを左右に分割 |
最も頻繁に使うショートカットは Cmd+L(エージェントパネル)と Shift+Tab(モード切替)です。この2つだけでも覚えておくと、マウス操作が大幅に減ります。
Supercomplete機能
Antigravityの「Supercomplete」は、通常のインライン補完を超えた予測的コーディング支援です。コードの流れを先読みし、次のアクションまで提案します。
Tab to Import
未インポートのモジュールを使用すると、Antigravityが自動的にimport文を提案します。Tab を押すだけでファイル先頭にimport文が追加されます。
// Tab を押すと自動でファイル先頭に追加:
// import { useState } from 'react';
const [count, setCount] = useState(0);Tab to Jump
関数の引数を記述した後、Tab を押すと次の論理的な編集位置(戻り値の型、関数本体など)に自動ジャンプします。カーソル移動の手間を大幅に削減できます。
チャットからのUndo(変更の取り消し)
エージェントが行った変更を元に戻したい場合、チャットパネルで「Undo」ボタンをクリックするか、「元に戻して」と指示することで、直前の変更セットを一括で取り消せます。Git commitを使わずに安全にロールバックできる重要な機能です。
Undoはエージェントの変更単位で動作します。複数ファイルにまたがる変更でも、1回のUndoですべてのファイルが元に戻ります。
ターミナル統合テクニック
Antigravityのターミナル統合は、コマンドの出力をエージェントに直接フィードできる強力な機能です。
出力選択からエージェントに送信
ターミナルでコマンドを実行し、その出力をエージェントのコンテキストとして活用する方法です。
-
コマンド実行
ターミナルでエラーが発生するコマンド(npm testなど)を実行します。 -
出力の選択
エラーメッセージ部分をマウスまたはキーボードで選択します。 -
エージェントに送信
Cmd+Lを押すと、選択したテキストがエージェントのチャットに引用として追加されます。「このエラーを修正して」と指示するだけで、エラーのコンテキストを理解した上で修正が行われます。
コマンド結果の活用パターン
- テスト失敗の修正 —
npm testの失敗出力を選択して送信 → エージェントがテストコードまたは実装コードを修正 - ビルドエラーの解決 — TypeScriptコンパイルエラーを送信 → 型エラーを自動修正
- ログ分析 — サーバーログの異常部分を送信 → 原因分析と修正案の提示
- パフォーマンスプロファイル —
lighthouseやwebpack-bundle-analyzerの出力を送信 → 最適化提案
# エラーログをフィルタリングしてクリップボードにコピー
npm test 2>&1 | grep "FAIL" | pbcopy
# TypeScriptエラーを抽出
npx tsc --noEmit 2>&1 | head -50マルチモデル戦略
タスクの段階に応じてモデルを切り替えることで、品質とコストを最適化する戦略です。
段階別モデル切替
計画フェーズ: gemini-2.5-pro
アーキテクチャ設計、影響分析、リファクタリング計画にProモデルを使用します。深い推論と広いコンテキスト理解が必要な段階で、品質を最優先にします。コスト: 高、品質: 最高。
実装フェーズ: gemini-2.5-flash
コード生成、テスト作成、ドキュメント作成にFlashモデルを使用します。計画が明確であれば、Flashでも十分な品質の実装が可能です。コスト: 低、速度: 最速。
レビューフェーズ: gemini-2.5-pro
Flashが生成したコードのレビューにProモデルを使用します。バグ検出、セキュリティ問題の発見、設計の一貫性チェックに高い推論能力が求められます。
モデル切替の自動化
# モデル選択ルール
- Plan Modeでの分析・設計: gemini-2.5-pro を使用
- Normal Modeでの実装: gemini-2.5-flash を使用
- コードレビュー依頼時: gemini-2.5-pro を使用
- ドキュメント生成: gemini-2.5-flash を使用
- バグ調査: gemini-2.5-pro を使用マルチモデル戦略により、平均コストを40〜60%削減しつつ、クリティカルなタスクの品質を維持できます。すべてのタスクにProを使う必要はありません。
拡張機能開発
Antigravity用のカスタム拡張を作成して、ワークフローをさらに効率化できます。
拡張機能の基本構造
{
"name": "my-antigravity-extension",
"version": "1.0.0",
"engines": {
"antigravity": "^1.0.0"
},
"contributes": {
"commands": [
{
"command": "myext.runAnalysis",
"title": "Run Custom Analysis"
}
],
"skills": [
{
"name": "deploy-staging",
"description": "Deploy to staging environment",
"trigger": "deploy to staging"
}
]
}
}カスタムSkillの作成
# Deploy to Staging Skill
## トリガー
「ステージングにデプロイ」「staging deploy」
## 手順
1. テストスイートを全実行
2. ビルドを実行
3. Docker imageをビルド
4. GCR にプッシュ
5. Cloud Run にデプロイ
6. ヘルスチェックを確認
7. Slackに通知VS Code拡張との互換性
- 言語サポート — VS Codeの言語拡張(シンタックスハイライト、IntelliSense)はAntigravityでも利用可能
- テーマ — VS Codeテーマをそのまま使用可能
- スニペット — カスタムスニペットはAntigravityのエージェントコンテキストとしても参照される
- Linter/Formatter — ESLint、Prettier等のツールはAntigravityのサンドボックス内で動作
プロンプト最適化
Antigravity特有のプロンプトパターンを活用して、エージェントの出力品質を向上させます。
効果的なプロンプトパターン
コンテキスト先行パターン
「まず src/api/users.ts を読んで、このファイルのエラーハンドリングパターンを理解してから、src/api/orders.ts に同じパターンを適用して」。先にコンテキストを読ませてから作業を指示します。
制約明示パターン
「以下の制約のもとでリファクタリングして: (1) 既存APIの互換性を維持 (2) テストが全件パス (3) ファイルを分割しない」。制約を明示することで、意図しない変更を防ぎます。
検証組込パターン
「実装後に npm test を実行し、全テストがパスすることを確認して。失敗したら修正して再度テストを実行」。作業と検証を1つの指示にまとめます。
段階的実行パターン
「Step 1: テストファイルを作成。Step 2: テストが失敗することを確認。Step 3: 実装コードを書く。Step 4: テストがパスすることを確認」。TDDの手順を明示的に指示します。
指示の構造化テクニック
# タスク: ユーザー認証APIのリファクタリング
## 目的
認証ロジックを middleware に分離し、再利用性を向上させる
## 対象ファイル
- src/routes/auth.ts(メイン)
- src/middleware/(新規作成先)
- tests/auth.test.ts(テスト更新)
## 制約
- Express.js のミドルウェアパターンに準拠
- 既存のレスポンス形式を維持
- JWT トークンの検証ロジックは変更しない
## 完了条件
- npm test が全件パス
- エンドポイントの動作が変わらないこと「Plan Modeで計画を立ててから実装して」という一言を添えるだけで、エージェントがまずコードベースを分析し、影響範囲を確認してから実装に入るため、手戻りが大幅に減ります。
パフォーマンスチューニング
大規模プロジェクトでAntigravityを快適に使うためのパフォーマンス最適化テクニックです。
大規模プロジェクトでの最適化
- .antigravityignore の設定 —
node_modules/、dist/、.git/、大きなバイナリファイルをエージェントの検索対象から除外。インデキシング時間を90%以上削減できます - ワークスペースの分割 — モノレポでは、作業対象のパッケージだけをワークスペースとして開く。全体を開くとインデキシングに数分かかることがあります
- コンテキストウィンドウの管理 —
/compactを定期的に実行し、不要なコンテキストを圧縮。セッションが長くなるほど応答速度が低下します
メモリ管理
| 状況 | 症状 | 対策 |
|---|---|---|
| セッション30分超 | 応答が遅くなる | /compact で圧縮 |
| 大ファイル読み込み後 | コンテキスト枯渇 | /clear で新セッション |
| 複数タスク切替時 | 前のタスクの残留 | タスクごとに /clear |
| エラーループ | 同じ修正の繰り返し | /clear + 問題の再定義 |
応答速度の改善
# ビルド成果物
dist/
build/
.next/
out/
# 依存関係
node_modules/
vendor/
.venv/
# 大きなファイル
*.zip
*.tar.gz
*.wasm
*.pdf
# バージョン管理
.git/
# IDE設定
.idea/
.vscode/settings.json.antigravityignore は .gitignore と同じ構文です。プロジェクトの .gitignore をベースにして、さらにエージェントに不要なファイル(テストフィクスチャ、スナップショット等)を追加するのが効率的です。