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対象上級者
達成目標生産性の最大化
前提知識Ch.1-10完了
所要時間20分

上級テクニック集

キーボードショートカット、カスタム拡張、生産性を最大化するプロ向けテクニック集。

キーボードショートカット完全一覧

Antigravityの操作効率を最大化するキーボードショートカット一覧です。macOSの場合は CtrlCmd に読み替えてください。

エディタ操作

ショートカット 機能 説明
Cmd+L エージェントパネル エージェントチャットパネルを開く/閉じる
Cmd+E ビュー切替 エディタとプレビューの切替
Ctrl+` ターミナル 統合ターミナルの表示/非表示
Cmd+Shift+I インライン編集 選択範囲をエージェントにインライン編集させる
Cmd+K クイックアクション コマンドパレットを開く
Cmd+Shift+P 全コマンド すべてのコマンドを表示

エージェント操作

ショートカット 機能 説明
Shift+Tab モード切替 Plan Mode / Normal Modeを切り替え
Ctrl+C 中断 現在の操作を中断(2回で強制終了)
Cmd+. 承認 ツール実行の承認
Escape キャンセル 現在の入力をキャンセル
Cmd+Shift+L ログ表示 エージェントの詳細ログを表示
Cmd+J 出力パネル エージェント出力パネルの切替

ファイル操作

ショートカット 機能 説明
Cmd+P ファイル検索 ファイル名でクイック検索
Cmd+Shift+F 全文検索 プロジェクト全体をテキスト検索
Cmd+B サイドバー ファイルエクスプローラーの表示/非表示
Cmd+\ 分割 エディタを左右に分割
✅ Tip

最も頻繁に使うショートカットは Cmd+L(エージェントパネル)と Shift+Tab(モード切替)です。この2つだけでも覚えておくと、マウス操作が大幅に減ります。

Supercomplete機能

Antigravityの「Supercomplete」は、通常のインライン補完を超えた予測的コーディング支援です。コードの流れを先読みし、次のアクションまで提案します。

Tab to Import

未インポートのモジュールを使用すると、Antigravityが自動的にimport文を提案します。Tab を押すだけでファイル先頭にimport文が追加されます。

例: useState を記述するとimportが自動提案
// Tab を押すと自動でファイル先頭に追加: // import { useState } from 'react'; const [count, setCount] = useState(0);

Tab to Jump

関数の引数を記述した後、Tab を押すと次の論理的な編集位置(戻り値の型、関数本体など)に自動ジャンプします。カーソル移動の手間を大幅に削減できます。

チャットからのUndo(変更の取り消し)

エージェントが行った変更を元に戻したい場合、チャットパネルで「Undo」ボタンをクリックするか、「元に戻して」と指示することで、直前の変更セットを一括で取り消せます。Git commitを使わずに安全にロールバックできる重要な機能です。

✅ Tip

Undoはエージェントの変更単位で動作します。複数ファイルにまたがる変更でも、1回のUndoですべてのファイルが元に戻ります。

ターミナル統合テクニック

Antigravityのターミナル統合は、コマンドの出力をエージェントに直接フィードできる強力な機能です。

出力選択からエージェントに送信

ターミナルでコマンドを実行し、その出力をエージェントのコンテキストとして活用する方法です。

  1. コマンド実行
    ターミナルでエラーが発生するコマンド(npm test など)を実行します。
  2. 出力の選択
    エラーメッセージ部分をマウスまたはキーボードで選択します。
  3. エージェントに送信
    Cmd+L を押すと、選択したテキストがエージェントのチャットに引用として追加されます。「このエラーを修正して」と指示するだけで、エラーのコンテキストを理解した上で修正が行われます。

コマンド結果の活用パターン

ターミナルパイプ活用例
# エラーログをフィルタリングしてクリップボードにコピー npm test 2>&1 | grep "FAIL" | pbcopy # TypeScriptエラーを抽出 npx tsc --noEmit 2>&1 | head -50

マルチモデル戦略

タスクの段階に応じてモデルを切り替えることで、品質とコストを最適化する戦略です。

段階別モデル切替

1

計画フェーズ: gemini-2.5-pro

アーキテクチャ設計、影響分析、リファクタリング計画にProモデルを使用します。深い推論と広いコンテキスト理解が必要な段階で、品質を最優先にします。コスト: 高、品質: 最高。

2

実装フェーズ: gemini-2.5-flash

コード生成、テスト作成、ドキュメント作成にFlashモデルを使用します。計画が明確であれば、Flashでも十分な品質の実装が可能です。コスト: 低、速度: 最速。

3

レビューフェーズ: gemini-2.5-pro

Flashが生成したコードのレビューにProモデルを使用します。バグ検出、セキュリティ問題の発見、設計の一貫性チェックに高い推論能力が求められます。

モデル切替の自動化

GEMINI.md - モデル切替ルール
# モデル選択ルール - Plan Modeでの分析・設計: gemini-2.5-pro を使用 - Normal Modeでの実装: gemini-2.5-flash を使用 - コードレビュー依頼時: gemini-2.5-pro を使用 - ドキュメント生成: gemini-2.5-flash を使用 - バグ調査: gemini-2.5-pro を使用
📝 Note

マルチモデル戦略により、平均コストを40〜60%削減しつつ、クリティカルなタスクの品質を維持できます。すべてのタスクにProを使う必要はありません。

拡張機能開発

Antigravity用のカスタム拡張を作成して、ワークフローをさらに効率化できます。

拡張機能の基本構造

extension/package.json
{ "name": "my-antigravity-extension", "version": "1.0.0", "engines": { "antigravity": "^1.0.0" }, "contributes": { "commands": [ { "command": "myext.runAnalysis", "title": "Run Custom Analysis" } ], "skills": [ { "name": "deploy-staging", "description": "Deploy to staging environment", "trigger": "deploy to staging" } ] } }

カスタムSkillの作成

skills/deploy-staging.md
# Deploy to Staging Skill ## トリガー 「ステージングにデプロイ」「staging deploy」 ## 手順 1. テストスイートを全実行 2. ビルドを実行 3. Docker imageをビルド 4. GCR にプッシュ 5. Cloud Run にデプロイ 6. ヘルスチェックを確認 7. Slackに通知

VS Code拡張との互換性

プロンプト最適化

Antigravity特有のプロンプトパターンを活用して、エージェントの出力品質を向上させます。

効果的なプロンプトパターン

1

コンテキスト先行パターン

「まず src/api/users.ts を読んで、このファイルのエラーハンドリングパターンを理解してから、src/api/orders.ts に同じパターンを適用して」。先にコンテキストを読ませてから作業を指示します。

2

制約明示パターン

「以下の制約のもとでリファクタリングして: (1) 既存APIの互換性を維持 (2) テストが全件パス (3) ファイルを分割しない」。制約を明示することで、意図しない変更を防ぎます。

3

検証組込パターン

「実装後に npm test を実行し、全テストがパスすることを確認して。失敗したら修正して再度テストを実行」。作業と検証を1つの指示にまとめます。

4

段階的実行パターン

「Step 1: テストファイルを作成。Step 2: テストが失敗することを確認。Step 3: 実装コードを書く。Step 4: テストがパスすることを確認」。TDDの手順を明示的に指示します。

指示の構造化テクニック

構造化プロンプト例
# タスク: ユーザー認証APIのリファクタリング ## 目的 認証ロジックを middleware に分離し、再利用性を向上させる ## 対象ファイル - src/routes/auth.ts(メイン) - src/middleware/(新規作成先) - tests/auth.test.ts(テスト更新) ## 制約 - Express.js のミドルウェアパターンに準拠 - 既存のレスポンス形式を維持 - JWT トークンの検証ロジックは変更しない ## 完了条件 - npm test が全件パス - エンドポイントの動作が変わらないこと
✅ Tip

「Plan Modeで計画を立ててから実装して」という一言を添えるだけで、エージェントがまずコードベースを分析し、影響範囲を確認してから実装に入るため、手戻りが大幅に減ります。

パフォーマンスチューニング

大規模プロジェクトでAntigravityを快適に使うためのパフォーマンス最適化テクニックです。

大規模プロジェクトでの最適化

メモリ管理

状況 症状 対策
セッション30分超 応答が遅くなる /compact で圧縮
大ファイル読み込み後 コンテキスト枯渇 /clear で新セッション
複数タスク切替時 前のタスクの残留 タスクごとに /clear
エラーループ 同じ修正の繰り返し /clear + 問題の再定義

応答速度の改善

.antigravityignore
# ビルド成果物 dist/ build/ .next/ out/ # 依存関係 node_modules/ vendor/ .venv/ # 大きなファイル *.zip *.tar.gz *.wasm *.pdf # バージョン管理 .git/ # IDE設定 .idea/ .vscode/settings.json
📝 Note

.antigravityignore.gitignore と同じ構文です。プロジェクトの .gitignore をベースにして、さらにエージェントに不要なファイル(テストフィクスチャ、スナップショット等)を追加するのが効率的です。