Getting Started
Claude Codeのインストールから初回起動、基本コマンドまで。このページを読めば、約1〜2時間でClaude Codeを使い始める準備が整います。
前提条件
Claude Codeを使い始める前に、以下の環境を準備してください。
- Node.js 18以上 — Claude CodeはNode.jsのnpmパッケージとして配布されています。公式サイトからLTS版をインストールしてください。
- 対応OS — macOS / Linux / Windows(WSL推奨、Git Bashも可)。Windowsの場合はWSL2環境の利用を強く推奨します。
- ターミナル環境 — VS Code内蔵ターミナル、iTerm2、Windows Terminalなど、任意のターミナルが利用可能です。
- Anthropic APIキー — console.anthropic.com でアカウントを作成し、APIキーを取得してください。
APIキーは sk-ant-api03- で始まる文字列です。取得後、安全な場所に保管してください。環境変数に設定する方法は次のセクションで説明します。
インストール
公式のインストール方法を使ってセットアップします。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bashirm https://claude.ai/install.ps1 | iexbrew install --cask claude-codeWindowsの場合はGit for Windowsが必要です。WinGetでもインストール可能: winget install Anthropic.ClaudeCode
次に、APIキーを環境変数に設定します。
export ANTHROPIC_API_KEY=sk-ant-api03-xxxxx永続化するには、~/.bashrc や ~/.zshrc に上記の行を追加してください。
VS Code拡張版もあります。拡張機能マーケットプレイスで「Claude Code」を検索してインストールできます。エディタ内で直接Claude Codeを使いたい方におすすめです。
Claude Codeはターミナル以外にも、VS Code拡張、デスクトップアプリ、Web版(claude.ai/code)、JetBrainsプラグイン、Chrome拡張、Slack連携で利用できます。
構築推奨順序
Claude Codeの環境を段階的に構築する推奨順序です。各ステップの所要時間は目安であり、プロジェクトの規模によって変わります。
-
初期化(10分)
claudeコマンドを起動し、/initを実行します。プロジェクトのファイル構成を分析し、CLAUDE.mdファイルが自動生成されます。このファイルがClaude Codeの「プロジェクト理解」の基盤になります。 -
CLAUDE.md カスタマイズ(20分)
デフォルトのCLAUDE.mdは汎用的すぎるため、大幅にカスタマイズする必要があります。プロジェクト固有のルール、コーディング規約、ディレクトリ構成の説明などを追記し、80〜120行が理想的な長さです。詳細は「プロジェクト構成設計」ページで解説します。 -
安全Hooks の設定(15分)
PreToolUseフックで破壊的な操作(rm -rf、git push --force等)をブロックします。本番環境を守るための安全装置として最初に設定すべき重要な仕組みです。詳細は「プラグイン・スキル」ページで解説します。 -
Plugins の導入(10分)
まずdxプラグイン(ykdojo)でステータスバーを追加し、作業の見通しを改善します。次にsuperpowersまたはpro-workflowプラグインを検討し、ワークフローを強化しましょう。 -
Skills の作成(15分)
Skill Creatorメタプラグインを使って、1〜2個のSkillを自動生成します。プロジェクト固有のタスク(デプロイ手順、テスト実行など)をSkillとして定義することで、繰り返し作業を効率化できます。 -
検証(10分)
Hello Worldレベルの小さなタスクを実行し、全体が正常に動くか確認します。インストール、Hooks、Plugins、Skillsが連携して動作することを検証してから、本格的な開発に入りましょう。
MVP所要時間は1〜2時間です。最初から完璧を目指さず、段階的に拡張していくのが成功の秘訣です。まずは動く環境を作り、使いながら改善していきましょう。
初回起動
プロジェクトのルートディレクトリで claude コマンドを実行すると、対話型セッションが開始されます。
claudeセッションが開始されたら、最初に /init を実行してプロジェクトの初期化を行います。Claude Codeがプロジェクトの構造を分析し、CLAUDE.mdを自動生成します。
> /init生成されるCLAUDE.mdには、プロジェクトの言語、フレームワーク、ディレクトリ構造などの基本情報が記述されます。ただし、これはあくまで出発点です。
生成されたCLAUDE.mdはそのまま使わないでください。デフォルトの内容は汎用的すぎるため、プロジェクトに合わせた大幅なカスタマイズが必要です。コーディング規約、禁止パターン、アーキテクチャ方針などを明確に記述しましょう。
Plan Mode / Normal Mode
Claude Codeには2つのモードがあり、タスクの段階に応じて使い分けます。
Plan Mode(計画モード)
探索・計画フェーズで使用します。コードを書かずに、分析と設計に集中するモードです。Ctrl+G(macOS: Cmd+G)で Plan Mode と Normal Mode を切り替えられます。
- 起動方法: セッション中にPlan Modeを選択(Shift+Tabで切替)
- 用途: アーキテクチャ検討、リファクタリング計画、バグ原因調査
- 特徴: ファイルの読み取りと分析は行うが、書き込みは行わない
Normal Mode(通常モード)
実装フェーズで使用します。コードの読み書き・実行を行うモードです。
- 用途: 機能実装、バグ修正、テスト作成、ファイル操作
- 特徴: ファイルの作成・編集・削除、コマンド実行が可能
Xコミュニティのベストプラクティス: CLAUDE.mdに「Plan Mode Default」を宣言し、常に計画から始める習慣をつけると手戻りが大幅に減ります。いきなりコードを書かず、まず全体像を把握してから実装に移りましょう。
核心ワークフロー
Claude Codeを最大限に活用するための5段階ワークフローです。このサイクルを回すことで、品質と生産性を両立できます。
Explore(探索)
コードベースを理解する段階。Plan Modeでプロジェクトの構造、依存関係、既存の設計パターンを把握します。初めてのプロジェクトでは特に重要です。
Plan(計画)
やるべきことを整理する段階。設計書やTodoリストを作成し、実装方針を明確にします。影響範囲や副作用も事前に洗い出しておきます。
Implement(実装)
Normal Modeで実装する段階。TDD(テスト駆動開発)を推奨します。テストを先に書き、実装を後から行うことで、仕様のブレを防ぎます。
Verify(検証)
テスト実行と動作確認の段階。Interview patternを使って品質チェックを行います。「この変更で壊れる可能性があるのは?」と自問しましょう。
Lessons(学び)
気づきをlessons.mdやCLAUDE.mdに追記する段階。Self-Improvement Loopを回し、同じ失敗を繰り返さない仕組みを作ります。
このワークフローはClaude Code開発者Boris Cherny自身が推奨するパターンです。「まず計画、次に実装」を徹底することで生産性が劇的に向上します。急がば回れ、の精神が重要です。
基本コマンド一覧
Claude Codeのセッション内で使用できる主要なスラッシュコマンドです。
| コマンド | 説明 | 使用場面 |
|---|---|---|
/init |
CLAUDE.mdを自動生成 | プロジェクト初期化時 |
/compact |
コンテキストを圧縮 | セッションが長くなった時 |
/clear |
会話履歴をクリア | 新しいタスクを始める時 |
/cost |
トークン使用量を表示 | コスト確認 |
/doctor |
設定の問題を診断 | トラブル発生時 |
/help |
ヘルプを表示 | コマンド一覧確認 |
/loop |
定期実行 | 監視タスク |
/batch |
大規模変更を並列で実行 | 複数ファイルの一括変更時 |
/debug |
デバッグモード | バグ調査時 |
/permissions |
権限設定の管理 | コマンドのallow/deny設定 |
権限モード
Claude Codeの動作権限は settings.json で制御します。プロジェクト直下の .claude/settings.json またはホームディレクトリの設定ファイルで、許可・拒否する操作を定義できます。
Allowedtools の設定
特定のツール(ファイル操作、コマンド実行など)の自動承認を設定できます。安全のため、最初は最小限の権限から始め、必要に応じて拡大するのが推奨です。
危険な操作のブロック
以下のように deny リストを設定することで、特定のコマンドの実行を防止できます。
{
"permissions": {
"deny": ["rm -rf", "git push --force", "DROP TABLE"]
}
}自動承認(auto-approve)を広く設定しすぎると、危険な操作が確認なしで実行されるリスクがあります。最初は最小権限から始めてください。特に rm、git push --force、データベース操作は慎重に管理しましょう。
設定後の検証
環境構築が完了したら、以下の手順で全体の動作を確認しましょう。
-
簡単なタスクを実行
例: 「Hello Worldを出力するPythonファイルを作成して」と指示し、ファイルが正しく生成されるか確認します。 -
ワークフローの一巡
Explore → Plan → Implement → Verify の一連のサイクルが正常に動作するか確認します。Plan Modeとの切り替えも試してみましょう。 -
Hooks の動作確認
設定したPreToolUseフックが正しくトリガーされ、危険な操作がブロックされるか確認します。意図的に制限対象のコマンドを試してみてください。 -
/compact の動作確認
/compactを実行してコンテキスト圧縮が正常に動作するか確認します。長いセッション中のメモリ管理に不可欠な機能です。
最初のタスクは必ず小さく。新機能追加やバグ修正の前に、「Hello World」レベルで全体の動作を確認する習慣をつけましょう。問題の早期発見が、後の大きなトラブルを防ぎます。