世界最大のスタートアップ企業へ
重大ニュース: 2025年10月2日、OpenAIが従業員保有株の売却を支援する取引を完了し、企業評価額が約5000億ドル(約73兆円)に達したと発表されました。これによりOpenAIは、イーロン・マスク氏率いるSpaceX(推定評価額3500億ドル)を抜いて、世界で最も企業価値の高いスタートアップとなりました。
(約73兆円)
二次売却(セカンダリーセール)の詳細
- 売却総額 現職および元従業員が約66億ドル相当の持株を売却。当初は100億ドル超の売却計画だったが、多くの従業員が自社の長期的な成長を信じて株式を保有し続けたため、実際の売却額は抑えられた形となりました。
- 買い手側の投資家グループ Thrive Capital、ソフトバンクグループ、Dragoneer Investment Group、アブダビの投資会社MGX、米投資会社T. Rowe Priceなど、世界有数の投資家が参加しています。
- 評価額の急上昇 2025年3月のソフトバンク主導の資金調達時には3000億ドルだった評価額が、わずか半年余りで5000億ドルへと大幅に上昇しました。
SpaceXとの比較
業界横断的な意味: SpaceX(約3500億ドル)とOpenAI(5000億ドル)は業種こそ異なりますが、いずれも次世代テクノロジー分野で市場を開拓してきたリーディングスタートアップです。OpenAIの評価額上回りは、宇宙開発よりもAI産業への熱狂が大きいことを象徴しています。
両社の収益源は大きく異なります。OpenAIはChatGPT有料版のサブスクリプション収入(2024年末時点で約1,550万人の有料会員、2025年4月には2,000万人突破)とAPI利用料が中心です。一方SpaceXは有人宇宙飛行や衛星通信(Starlink)で収益を伸ばしていますが、AI分野の成長速度はそれ以上であることが評価額比較から示唆されます。